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2014/01/25

北欧デンマークから来たKristianの鳥


ツアーの後のご挨拶もままならないまま、確定申告の季節へ突入しました。
花屋を見れば春の鉢植え。庭の梅の蕾は膨らみ、森は春への準備を始めたかのようで、浦島タロコはまた再び季節に置いて行かれました。



北欧のミュージシャンを冬に迎えるということは冬の日本にとって大変なことのような気がしていましたが、ツアーが終わってみればそれは何のことはない杞憂だったことがわかりました。とんでもないエネルギーを彼らは有していました。
美しい音を奏でるドラムスの池長さんの北欧好きは半端ではないですが、今回ツアーを一緒にやって、ベースの鳥越さんがベース奏者ペデルセンを敬愛しているとわかったのも大変な収穫でした。鳥越さんは北欧を感じさせる美しく楽しい弓の使い手。マグナスの美しいピアノに深く響く弦が絡みそれは新鮮な驚きでした。そこに池長さんのドラムスが細部を絵筆のように色付けていくという見事なアンサンブル!
彼らからもらったエネルギーは半端ではないです。


デンマークではそろそろWinter Jazzが始まります。
冬は北欧にとってJAZZを聴く一番の機会なのだそうです。夏は皆外へ出たがるのでライブハウスは閑散。そう言う意味で言うと北欧の冬のJAZZこそが本来の北欧のブルーを現しているのかもしれません。私はなんと言っても寒い冬に聴くJAZZが一番好きです。


右写真の鳥はミュージシャンと共にデンマークから来た鳥。
Kristian Vedelの鳥です。イルムスの包みに包まれていました。
クリスチャンの鳥とそれから呼んでいます。
この鳥は頭と胴体からできていて、頭の傾け方で遊べます。上を向いたり下を向いたり自在に表情を変えるのです。
目は陰陽のような半月マーク。

しょげてみたり笑ってみたり。
泣いてみたり怒ってみたり。
夢見てみたり目覚めてみたり。

地味な机仕事を側で見守ってくれています。