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2013/09/24

デンマーク発CD デザインの逆襲


デンマークから送られてきたCD。NIELS H.P.”BUMPY ROAD”
ニルス H.Pはデンマークのソウルシンガー。音楽は全くJAZZではないのに、これをリリースしてしまうところにデンマークSTUNT音楽の平原が見え隠れする。
元はドラマーだったというニルスはアルバムの中でドラムからピアノまで披露。ドラムスから作曲のインスピレーションを受けるという彼。
普段私はファンクもソウルもほとんど聴かないのだけれど、でも面白い。スティーンホルドのひなぎく色のギターで始まるBetter Storyなんかはとても好き。
いけない、聴いているうちにいつのまにかコペンハーゲンのバーでツボーのビールを飲んでる気分になっている。

ベロニカ・モーテンセンがバックコーラスで参加。Tomorrowの中で軽やかな蝶のように舞っている彼女の声はとても好き。僅かな登場時間なのにこの存在感は何なのだろう。"crescent"に収めたピーター・ローゼンダールの曲New Linenを彼女は最新のアルバム”catching waves"でカバーしていたけれど、はっとするくらい素敵だった。



このBUMPY ROAD、マグナスのアーティスト写真を撮った写真家と同じ写真家の写真がジャケットを飾る。
同じ色合いの同じ写真家の写真をデンマークのデザイナーはこうやって使うのか。
うむむむを一人で十くらい繰り返す。
とても興味深く、また大変に刺激的な作品です。だからレーベルはやめられない。