デンマーク在住のノルウェー人ドラマー、スノーレ・キルクのことはここで以前に紹介しましたが、彼の新作がデンマークから届きました。
タイトルはBLUES MODERNISM
Snorre Kirk -drums
Fredrik Kronkvist -alto& soprano sax
Jan Harbeck - tenor sax
Karl Olandersson - trumpet
Magnus Hjorth - piano
Lars Ekman - bass
北欧の錚々たるメンバーによるセクステットアルバムです。
マグナスがピアノを弾いています。あまり出番はないけれど素晴らしいブルース!
ホーンセクションはどれも素晴らしい。私には特に印象的だったのが、カール・オランダーソンのトランペット。
ジェイソン・マルサリスがライナーを書いていました。
ジェイソンは、この北欧の若者たちの奏でるリズムとメロディに大変驚いたのだとか。まるでウィントン・マルサリスやマーカス・ロバーツのように奏でている!北欧のイメージを覆したと書いていました。なるほどな〜。
8曲の作曲はすべてスノーレ・キルク。ドラム奏者としてだけでなくコンポーザーとしても彼には並々ならない才能があるのですね。
Old New Borrowed Blue にも入っていたSunday Service、このアルバムでは全く違うアレンジによって生まれ変わっていました。
Cocoはスノーレのマレットが力強くリズムを刻んでいく曲。スノーレのマレットはとても気持ちがいいです。
カバーデザインはMaria Tran Larsenというデンマーク人女性だそうです。シンメトリーミラージュのような不思議なデザイン。スノーレはデザインにも高い関心を持っているのがわかります。
calibratedから出ているこのアルバム、日本には入ってくるのでしょうか。