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2011/11/26

JAZZ PERSPECTIVE vol.3

JAZZ PERSPECTIVE最新号を読んでいて、そして最後に落涙。
最終コラムにあったピアニストの西山瞳さんの書かれた三村晃夫氏を偲んでの記事。
大阪でジャズの専門店を営んでいらっしゃって今年7月29日に急逝された三村さんへの記事でした。
まだ未だに、三村さんの亡くなられたことが信じられない気持ちでいる私にその文章は静かに降りてきました。山本隆さんの最後に書かれていた言葉にも全く同じ気持ちです。


ジャズの専門店ミムラは大阪の歓楽街の中にある小さなお店でした。
どうしてこんな場所にこんなお店がというくらいに不思議な空間でした。
敷居のない、いつ行っても目を丸くして迎えてくださるあの雰囲気。
西山さんがコラムに書かれていたとおりです。

私はジャズの業界では全くの新参者でしたが、三村さんがお店で暖かく迎えてくださったその雰囲気が忘れられません。まだ日本ではほとんど知られていなかったマグナスのアルバムをいいですねと言ってたくさんたくさん売ってくださいました。
マグナスのライブアルバム(普段は売れないようなマイナーなライブアルバムです)Someday. Live in Japanも何度も注文いただきました。
感謝しても感謝しきれません。

ジャズの専門店というのは今日本にどれだけあるというのでしょうか。
日本での大切な止まり木を無くしたような、私にはそんな感じです。

西山さんが最後に書かれていたヤコブ・カールソン、私が三村さんに一押しでお薦めしたデンマークのStuntの新作でした。
なんだかもうすべてが遠い昔。
でも三村さんのことはいつまでも心の中、一番大きな場所に置いてあって、すぐに取り出せるところにありますよっ。
三村さん。
再見!