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2014/03/14

Copenhagen Winter Jazz vol 2


コペンハーゲンの冬ジャズの様子をupする前に春になってしまいました。
3月確定申告や5月のツアー日程作成、新譜のリリースなどに追われあっという間に日が過ぎて行っています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。


写真だけですがupします。
今思い出すのも切なくなる、毎日ジャズライブばかりの本当に楽しい日々だったなあ。

コペンハーゲンはご存知のとおり小さな街なので、歩き回るのにちょうどいいくらいの距離にライブハウスがあったりします。ですが、真冬で真っ暗、雨も降ったりだったので、今回はライブ間の時間も迫っていたので夜の移動ではタクシーを使いました。タクシー代は市街地間なので1200円くらい。入場料は1000円〜12,000円。一番高かったのが、ボボ・ステンソン・トリオ。これは美味しい料理と料理に合わせたワイン5杯込み料金。ボボ・ステンソンライブは食事をしながらワインを飲みながら、リハも聴きながらで延々6時間!
ブルーノート東京やコットンクラブだと、ミュージシャンによっては1時間だけのセットで12,000円だったりするし、オペラや歌舞伎は18,000円ですので、やはり日本は高いです。


満席のJAZZCUP 
サロンのようなハウスで、
ゆっくりジャズを聴くのに最高のロケーションですがこの日は超満員。
ベースは、イェスパー・ルンゴー。ベースを弾く姿は本当に魅力的。色気あります。
ピーター・ローゼンダールとの共演も多い、トランペット奏者のマロット!
それにサックス奏者ハーベック!ドラマーのバーデレーベン!
ピアニストの大御所ニルス・ヨルゲン・スティーン。皆、魅力的。

同じく、満席のクルドタンデン
シゼル・ストーム&マグナス・ヨルト・トリオ&トビアス・ウィクランド(tp)
久しぶりに聴くマグナスのオリジナルトリオ。
ツーカー度はさすが〜。



そしてこの日、一番最後に聴いたのが
ピアニストのニコライ・ヘス・カルテット。
ニコライ・ヘスさんからは昨年CDをいただいていて
それがすばらしかったのでぜひ生音を聴いてみたかった。

ベースのマサ・カマグチさんはスペイン在住の日本人ベース奏者。
ドラムスの池長さんとバート・シーガーとのレコーディング歴のあるベース奏者。
一度どうしても聴いてみたかったのです。
村上春樹氏がベースを弾いたらこうだろうなと思わせる雰囲気。
深夜遅くにこっそり聴いたこのカルテットがなぜか一番怪しく魅力的。


やはりライブは聴く場所によって全く印象が変わるものです。
3つをハシゴしてそう思った
コペンハーゲンの長い一日でした。