ビックコミック(小学館)で『BLUE GIANT』(石塚真一さん画)が始まりました。
仙台の高校生、宮本大が主人公。世界一のサックス奏者をめざすのだそうです。うーんいったいどんな展開が。
絵もとても丁寧に描かれていて久しぶりにとても楽しみな漫画ですね。
今日は別件の仕事で『山海経(せんがいきょう)』の資料を。
『山海経』は4000年〜5000年という歴史を持つ中国の古い地理書ということになっていますが、来歴は不明。中身は古い卜占(ぼくせん)の書であり、神話であり、(ほとんどは架空のものですが)植物や動物が記された博物書でもあることがわかって、今日は一日中資料に没頭。
は、と気づけば夜中。
というわけで、Cloudに少しだけ関係する(いえ、全く関係ないです)雲の挿画(明時代の『山海経』和刷本の挿絵です)を。
これは江戸時代に桜の版木で刷られたもの。残念ながら版木も古本も虫喰い状態です。
『山海経』の海外南経の挿絵。雲はどこかぎこちない。
左の両龍に乗るのは「祝融」(南方神)とありますが、右の神様は一体誰なのか。
瓢箪を持っているのでもしや水の神かと思いましたが、瓢箪から飛び出しているのは火、そういう訳で水の神ではないかもしれません。
「兄貴持ってきやしたよ、火を」とでも言っている感じ。
手元にある資料をすべて探しましたがどこにもそれらしいものは見つかりません。
誰かご存知の方がいらっしゃれば教えていただけませんでしょうか。今日はこれが気になって眠れそうにないです。明日もまた探してみます。
すみません、今日はジャズのこととはあまり関係ありません。