昨年の4月、震災の後にリリースしたマグナス・ヨルト・トリオの『ガーシュイン.』を増刷することになりました。
震災の後のリリースでかなり返品もあったのですが、倉庫の在庫がとうとう残り数枚になってしまいました。やはり、マグナスは強いなあ。
ガーシュインという音楽をJAZZというより思い切りクラシックに寄り添うことでいい音に仕上げていて、それが反って心地よい音楽になっているのですね。
何度聴いても飽きないのは、やはりガーシュインという偉大な作曲家の音楽ゆえです。
ついでに、おまけで、もう少し書かせてください。
マグナス・ヨルト/ペーター・エルド/池長一美『Plastic Moon』もとても評判いいです。何度か増刷していますが、こちらも遠からず在庫なしになりそうです。Cloudで出しているアルバムの中で唯一日本のアーティストである池長一美さんが日本で頑張ってくださっているからです。いい演奏にはいいお客さんがつくのですね。
杉田宏樹さんもバート・シーガー・トリオ『OPEN BOOK』のライナーノーツの中で「バート・シーガーの日本における知名度をバックアップしたのが池長一美だ」と書いていらっしゃいましたが、マグナスのジャパントリオでトリオを組む池長一美さんは、マグナスの音楽の日本での音楽通訳みたいな方です。
たくさんの方にお買い求めいただき感謝感謝です。このデフレスパイラルの中、日本版を高いお金を出して買ってくださることに本当に感謝しています。
充電をしに、音楽を聴きに、デンマークに行かねばと思っていますが、日本の仕事が今大絶賛中で(単に忙しいという意味です)、今この時期に一週間近く留守にするなんてヒンシュクを買いそうで思うように時間がとれません。飛行機の運賃も今とても高くてトンボ帰りすると20万円以上もかかってしまう。が、一週間以上の滞在なら航空運賃が安い。このよくわからない運賃システム。
また、ない頭を抱えてしまう。