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2012/04/26

       くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る 正岡子規




仕事をしている部屋の前にある薔薇。日に日に蕾が膨らんできて季節がどんどん追い越していきます。
昨日の新聞の夕刊に出ていた「ファッションデザイナーの仕事の一年」によると、3月が秋冬のファッションショー、4月にはもう来年の春夏のコレクションを考え始めるのだとか・・。こういう仕事は本当に大変ですねー。発信する側の人間はこういうこともやらねばならないのですね。Cloudも今年の秋に出す新譜は1年以上前から企画を練り、録音は昨年秋におこなったもの。先取りしたはずでしたが、季節は確実に追い越していってます。汗。


キラ・スコーフの新譜、いよいよ発売まで一ヶ月となりました。


正岡子規の「くれなゐの・・」は大好きな短歌。いつかこのブログに載せてみたかったものです。
ラジオで流すための選曲を頼まれて、昨年リリースしたピーター・ローゼンダールの曲など今朝から聞いていましたが、彼のピアノはまさしくこの歌に描かれている「針やはらかに春雨の降る」ような音です。