「ストリート・ライフ:ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち」
@東京都写真美術館1.29まで
写真展に行って来ました。
久しぶりに東京でぽっかりと自分の時間ができて。
目的は肖像写真家として有名なアウグスト・ザンダーAugust Sander(1876~1964)の作品。リチャード・パワーズの小説『舞踏会へ向かう3人の農夫』でも有名なザンダーですが、他にも作曲家ヒンデミットを撮った写真やお菓子屋の親方の他者を寄せ付けないたたずまい、などずっと見入っていたいものばかり。
他には、ビル・ブラントBill Brandt(1904~1983)の作品が私には印象的でした。心の奥底に向かうような漆黒と灰色の深いコントラスト。アルバムのジャケットに使ってみたい。
でもどんなJAZZに似合うというのだろう。重すぎるのだ。簡単には使えない。
右写真は写真展の図録。
19世紀末のスコットランド・グラスゴーを写したトーマス・アナンの写真「大学広場からみるハイストリート」に、金箔の文字がさりげなくおか
れている。とても図録には見えない。
美しいなあ。