今発売中のJAZZ JAPANに、中野俊成氏が『Plastic Moon』のレビューを載せてくださいました。
中野氏のご指摘のように私もマグナスの『LOCOMOTIF』『OLD NEW BORROWED BLUE』は大好きです。
彼らを好きになったのは、初めて『LOCOMOTIF』のTNTの爆発JAZZを聴いた時。
心に一発で来ました。これだーっ。この自由な音は一体なんなのだ!
マグナスたちの魅力全開で、クラクラしました。
私の作った『Plastic Moon』はトリオのメンバーも、録音エンジニアも違います。
その違いを感じて聴いてくだされば、本当に嬉しいです。
ビャーネ・ハンセンは、若いマグナスには初めてのエンジニア、それも有名なエンジニア。
でも彼らは緊張するどころか録音を楽しんでいました。
マグナスが(もし仮に、録音に伴う見えない重圧や力みがあったとすればですが、そういうことなしに)何にも縛られることのないように、自由に録音を楽しんでくれるように私も願っていました。
日本人として私ができることはそういうことしかありませんので。
私が個人的に「自然な音」が好きだということもあります。
結果は最高の結果だったと思っています。
今までのマグナスの録音と違う点、音がぐんと伸びていて、彼らの空間が今までの録音よりも広がって聴こえるような気がします。
確かに、少し洗練された板前さんの作った新鮮なサラダを食べるような気も、無きにしもあらずですね。
皆様は、いかがでしょうか。
どうお聴きになるでしょう。