Translate

2015/12/30

どうぞよい年をお迎えください


今年も大変お世話になりました。

Atzko Kohashi + Frans van der Hoeven + Sebastiaan Kaptein『Lujon』、
Malene Mortensen『Can't Help It』今年は2枚のアルバムをリリースしました。
今年は5周年と言う大きな節目の年で、どちらも節目の年にふさわしいすてきなアルバムになりました。




今年はコペンハーゲンを3度訪れる機会があり、冬と夏のジャズフェスを連覇しました。特に夏のジャズフェス。1000以上のコンサートが2週間の間、街中で開かれます。本当に羨ましい街です。夏のチボリで聴いたレディ・ガガも印象的。ジャズフェスでガガを聴くことになるとは。今まで夏は人が多いという理由だけで避けてきましたが、夏のジャズゆえのジャズを体験してきました。

古さと新しさの混じり合う北欧ならではの独特の雰囲気を持つコペンハーゲン。あの街を歩くだけで感覚が研ぎ澄まされていくような気がします。昔からのデザインはシンプルで心地よいものが多く、それがずっと愛され続けていくという図式を見ていると「いい仕事をしよう、いい仕事をしなければ」といつも思います。






11月末にコペンハーゲンで録音してきたNikolaj Hessの作品『Rhapsody』が来年2月24日にリリースされます。Percussionistのマリリン・マズールをゲストに迎え、ECMの諸作でも素晴らしい音を手がけてきた名匠コングスハウク氏にミキシングとマスタリングをお願いしました。どんな音に仕上がっているのかお楽しみに。いわゆるECMの音とは違う音になっています。それがまた素晴らしいです。Duke EllingtonのAfrican Flowerのカヴァーなどはアンビエンスな音の仕上がりに何度も何度も聞き直し聞き惚れてしまいます。どの曲も素晴らしくNikolaj Hessらしさ満開です。来年3月にはNikolaj Hessの来日ツアーも行います。初来日となるベース奏者Jens Skou Olsenとの来日です。





最後になりましたが、今年もアルバムをお買い上げくださいました一人一人のお客様に深く感謝を申し上げます。
来年もどうぞ心に留めていただけましたら幸いです。
どうぞよいお年をお迎え下さい。                 曇守