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2015/03/25

Lujonレビュー





Lujon / Kohashi,vd Hoeven,Kaptein

➀ Icebreaker ➁ Smile  ➂ Footprints ➃  Fran-Dance 
➄ Lujon ➅ Magnolia ➆  Gentle Piece ➇  E.S.P. ➈ Sweet Lies 
⑩ Berimbau  ⑪ Quiet Now  ⑫ Last Train  ⑬ Embraceable You 
⑭ Lujon –alternate take




◆ 
オランダ最高峰リズム・セクションとのピアノトリオ。
本人執筆の詩的な全曲解説を読むまでもなく”この人は詩人だ”と感じるそんな音
オラシオ氏 / CD Journal4月号






◆ 

ショーターの③⑧のミステリアスなムード。

ビル・エヴァンスの名演で有名な⑪での旋律を浮かび上がらせるピアノの存在感。

淡い光を放つタイトルナンバー⑤の退廃的なムードに心奪われる
星野利彦氏 / JAZZ LIFE 4月号






◆ 

タイトル曲をはじめ、ウェインの③や⑧、マイルスの④、ケニー・ホイーラーの➆、デニー・ザイトリンの⑪といった曲に施された編曲は、繊細な中に原曲の魅力をしっかりと織り込んでいるし、それらの間に配されたトリオによる即興演奏も含めて

演奏全体の緩みのなさ、質の高さに圧倒される

大村幸則氏 / JAZZ JAPAN vol.56





◆  

タイトル曲「Lujion」英名で「Slow Hot Wind」という曲。

ヘンリー・マンシーニの作曲によるもので、

パット・メセニーとかジョニー・ハートマンとかのヴァージョンがある。
ボクは、イタリアの歌手マリオ・ビオンディが『Hadful Of Soul』という作品で歌っているものが好き、という人生を送ってきたが、
今後は小橋ヴァージョンを第一としていこうと思う
山本隆氏 / JAZZ IN THE WORLD






◆ 

メンバーそれぞれがアーティストで自らのポリシーをしっかりと持っている、が故に全体を通してそのコンセプトが誰かに偏ったり、方向性がずれて行くということが一切なく、

最後まで安心して身を委ねられる素晴らしい作品 

服部洸太郎氏 / HPレビュー
http://kotarohattori.info/?p=231




神経の行き届いた音質管理。すべてに繊細さを持つ。

及川公生氏 / JAZZTOKYO




透明感と深い陰影を併せ持った、ニュアンスに富む折り目正しいタッチのピアノが、
きめ濃やかに端麗なメロディーを歌い、
ベース&ドラムとのインタープレイ的な迫真味に満ちたやりとりも奏効して、
「美」と「サスペンス」が各々目一杯で交錯した、
瑞々しさバツグンのリリシズム世界が鮮明に描き出された敢闘内容。
独特の浮遊感覚をも孕んだ、滑脱でスペイシーな、
メリハリはキッチリつけられる「ヨーロッパ耽美派」タイプの
機動的ロマンティック奏演が、センシティヴ&スリリングに展開され、
ベース&ドラムのエッジの利いた「攻め型」の立ち回りに適宜煽られながら、
小橋の、繊細であり、ダイナミックでもある、実に表情豊かなアドリブ妙技が、
一本芯の通ったブレなげな、旨味ある好調ぶりを見せてゆく。

キャットフィッシュレコード



ジャズピアニスト小橋敦子はこれまでにもいくつかのデュオ作品で素晴らしいサウンドを届けているが、今回のLujonはいわゆるトリオ編成。
オランダ、ヒルバーサムでのOne to One FDRマスタリングによる驚くべき録音が日本のレコードレーベルCloudより発売された。ピアノ、ベース、ドラムが織りなすアドベンチャラスな旅を思わせる音楽、それは東洋と西洋が交差するように聞こえてくる。デニー・ザイトリンのQuiet Night, ケニー・ホイーラーのGentle Pieceなどを含んだ美しいスタンダードの演奏に加え、この三人の主人公たちによる即興曲も収録されている。アルバム「Lujon」はあなたをリスニング・ジャーニー(音の旅)に連れ出してくれるだろう。一聴の価値あり!







ありがとうございました!