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2014/09/19

P.S. I Love You の行方

再び銀座へ。







6月にリリースしたヤコブ・ディネセンの『P.S.I Love You』が山野楽器銀座本店のJAZZ売上7 月ランクイン 堂々9位です!!




『P.S.I Love You 』の始まりは今年の2月、冬のコペンハーゲンで。

ジャズとストリングスという組み合わせは普段はあまり好んで聴きませんが、これは音源を聴いた時に一回で来ました!
アジアのタイでのヤコブ・ディネセンのジョー・ダリンとのデュオ録音に新たにデンマークでストリングスとトリオ録音を加えたオリジナル『Yasmin』、それにもう一度ヤコブ・ディネセンとマグナス・ヨルトのデュオ「Between Two Moods」を加え、曲順とタイトルを変えて日本でデザインも新しくリリースしたものです。
タイにある大学のスタジオとコペンハーゲンのSTCスタジオ録音。

心が震えるような「That's All」から始まるアルバム『P.S.I Love You 』ぜひ一度聴いてみてください。ピアニスト、マグナス・ヨルトのストリングスアレンジもぜひ。
同じくストリングスアレンジされた「Lush Life」「Tenderly」の他に、ヒューゴ・ラスムッセンのベースとペア・モレホイのギター、トリオで演奏される「P.S.I Love You」。これは最高。
ディネセンの歌うサックスがすばらしい。
ライナー・ノーツの大村幸則氏の解説を読んでいただければわかりますが、このオリジナルは愛妻と生まれて来る息子に捧げられたもの。アルバムの持つ複層構造的ストーリーを隠し味に、オーソドックスな音の連なりに心から音楽を楽しめる一枚です。

いろいろな環境で聴かれているとは思いますが、少し小さな音で離れたところで聴いた時の方がこのアルバムの音がより深く心に入ってくるようで私は好きです。

コペンハーゲンの古いアパートのステレオ、空気、蝋燭の灯り。初めて音源を聴いた季節がまた巡って来ようとしています。このアルバムが少しづつでも長く長く売れてくれればこれほどの幸せはありません。



すばらしいコピー!