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2014/06/12

「P.S.I Love You」アルバム到着


New baby(album) has arrived in my cozy office today! Jakob Dinesen's new album is selling titled "P.S. I Love You" only in Japan. Lovely and amazing music with new jacket design and Magnus Hjorth strings arrangement for 4 tunes and beautiful duo with Jakob, ”duo” is only for Japan.Thank you very much indeed, dear all of our customer and my friends.






仕事場にCloudの新作「P.S. I Love You」が出来上がって工場から届きました。
工場から届いたダンボールを開け、音楽を確認する作業は楽しく緊張感で一杯になります。皆どこでもその思いは同じだと思いますが。今回は特にフランスのステファン・ツァピスのパワフルなツアーと高野山でのイベントがありそれらの行事と本業の仕事がリンクした中での隙間をぬうような製作作業でしたので、到着した製品を開ける時は大変緊張しました。
一曲目を聴いた時に感極まって涙がこぼれたほどです。いつもそうなのですが、アルバムの完成まで半年以上かかります。これは他のレーベルも同じなのでしょうか。他よりもかかりすぎているのかもしれません。はい、かかりすぎています。
これほどの長い想いをかけて作ったアルバム、たくさん売れて在庫がなくなりますよう、返品がありませんよう。なむなむ。パンパン。アーメン。と見えない神様にお祈りしつつ。。。


今回のアルバムの始まりはアジアのタイ国でのたった二人だけでの録音。大学のスタジオでのDinesenとPantoomkomolの二人だけの録音!それがデンマークに渡り管弦四重奏アレンジされ、新たにデンマークのミュージシャンのスタジオ録音を加え(これがまたいいのです。これを聴いた時にリリースを決めました)そしてデンマークでのリリース盤に新たにMagnus Hjorthとのデュオ音源を加え、そして日本へ運ばれたものです。このようにここに至るまでには長い長い物語が隠されています。この長い物語があるからこそJazzはリリースする意味があるのだと思います。リリースという作業は時間を掬い取る作業のようなものです。
日本でもう何度もライブを重ね人気の高い若いピアニストMagnus Hjorthのストリングスアレンジは、驚く程に才気あふれるもので、Hjorthのタクト一振りで弦の香しいみずみずしさが加わるから不思議です。若いSho Sugaさん渾身のデザインは凛として美しく、宇宙の隅で粒子と音楽とデザインがリンクする瞬間は、製作者として最高の時間をもたらしてくれます。

男の子の父親になったばかりで子育てで睡眠不足のデンマーク新世代Jakob Dinesensaxは日本盤として紹介されるのは初めてですが、デンマークでは大変に人気の高いサックス奏者。聴いていただければ人気が高いのもよくわかります。柔らかく心地よくいつまでも心に残るものです。

日本の店頭にならぶのは6月25日以降になります、ご不便をおかけします。もう少しです!