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2014/02/06

2月19日 "Charlie and Edna" リリースします!!


Charlie and Edna
Stéphane Tsapis

Stéphane Tsapis: piano, rhodes, Korg MS10
Arthur Decloedt: double bass, bass
Arnaud Biscay: drums, tabla,glockenspiel

guests:

Cécile Girard: cello(1,9,12)
Matthieu Donarier: metallo-clarinet(1,5,9,12)
Yann Pittard: baryton guitar(1,5,6,9,12)



1.Charlie 2:21
2. La flambée Montalbanaise (Gus Viseur)3:47
3. Fuji san 4:21
4. Peter and the Wolf  (Sergueï Prokofiev)4:36
5. Igor 4:03   
6. La mujer dormida 4:59
7. Reflections (Thelonious Monk)6:26
8. Norwegian Wood (Lennon-McCartney)5:12
9. Mount Athos 5:05 
10.Off Minor (Thelonious Monk)5:55 
11.Mal's Waltz 6:17 
12.Edna 3:43

Total Time: 56:45

Music composed by Stéphane Tsapis, unless otherwise noted


DDCJ-4012
  ¥2,500(税抜)
ⓒ&ⓟ 2014 Cloud




昨年3月から作っていたフランスのジャズピアニスト、ステファン・ツァピスの作品を2月19日にリリースします。

ステファン・ツァピスは、現在パリ在住。
国立パリ市音楽院で教鞭をとりながらジャズ演奏のみでなくクラシック、映画音楽など様々な作曲活動を行っている音楽家です。ギリシア人の父とフランス人の母を持つ文化的環境、そして彼が幼い頃から影響を受けたセロニアス・モンクという二つの軸から生まれる特異な音楽は彼のひとつの聴き所です。ツァピスの初となるリーダー作、ピアノトリオにパリで活躍するミュージシャン3人がゲスト参加していることで作品に厚みが加わり異文化の交流地パリ特有の雰囲気を醸し出しています。

アルバムタイトルになっている「チャーリー」はチャールズ・チャップリンのチャーリーのことで、「エドナ」はチャップリン映画の女優として知られるエドナ・パーヴィアンスのことです。アルバムの最初と最後に二人のテーマとなる曲を置き、その2つの曲で10曲をサンドするという面白い試みを行いました。


レコーディングはロシュフォール、マスタリングはモントルイユのスタジオでおこないました。
ジャケットには伊豆の山中で自然と向き合いつつ制作を続けていらっしゃる画家、阪口鶴代さんの作品「枯野」を使わせていただきました。想像と時間とが繋がっていくすばらしい作品です。




今回のリリースはCloud初となるフランスのジャズです。
3,4年ほど前から夢枕獏『陰陽師』の朗読などで仕事をご一緒させていただいているパリ在住のサックス奏者である仲野麻紀さんを通じて彼の音楽を初めて聴きました。
恥ずかしいことにフランスのジャズにはあまり知識も関心もありませんでしたが、仲野麻紀さんを通じ、パリには中東やアフリカの音楽などのリズムが怒涛のように流れ込んで来ていることを教えていただきました。音楽的融合ももちろんですが、それよりも何も音楽がそのままの形で文化として敬意をもって受け入れられている。それがすばらしいところです。それは私の好きな北欧デンマークのジャズのあり方ともつながるような気がします。

ステファン・ツァピス初めての日本盤。
Tastyで美しいアルバムに仕上がっています。
2月19日、全国のCDショップAmazon他で発売。
3月11日にはパリでリリースコンサート。
5月には東京、横浜、名古屋、関西リリースツアーもやります!

どうぞお楽しみに。