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2013/10/29

10月の庭とマグナス新譜ディスプレイ


朝晩の冷え込みと共に秋が深まってきました。
今年は台風や雨も多く、10月は夏のように暑くいつもの秋とは少し違う感覚。
庭の金木犀は今年信じられないくらいに早く咲いてあっという間に木の枝で枯れてしまいました。蛇腹折りのような夏と秋でした。

写真は色づき始めた野薔薇の実。12月のリースにちょうどいい具合です。







マグナス・ヨルト新譜ディスプレイです。
右には初めてコットンクラブで見た時に雰囲気が「マグナスそっくりだ」と私が驚いたシャイ・マエストロの新譜。(このアルバムでのベースは『OPENBOOK』を池長一美さんとバート・シーガーとボストンで共に録音したホルヘなのです)
これは昨日タワーレコード新宿店にて。

人の多さの尋常でない苦手な山手線ですが、何とか本を読みながら本と共に移動。
他にもディスクユニオン新宿店にも寄らせていただきました。
新宿でのマグナス度は実は少し熱いのです。どちらのお店もマグナス新譜が出る度にいつもいつも取り上げていただき本当に嬉しい限りです。

北欧のイメージの強いマグナス・ヨルトですが、今回も全く違う方向へと舵を切ったピアニスト。それはそれでまた面白い現象なのかもしれません。
ジャズのどのピアニストもそれぞれに素晴らしく、ピアニストが皆同じに見えてきて仕様がないこの頃、マグナスの立ち位置は重要なのかもしれません。
北欧だからと言って北欧叙情一筋ではなく、予想を裏切るということで予想を裏切らないというあの感じです。「マグナスはマグナスだ」と言ったデンマークのプロデューサーの言葉はまさしくそのとおりだなあと思うこの頃です。