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2012/11/12

昨夜下北沢で。


Lady Janeのカウンター。
魅力的なお酒が山のように!
Bar with jazz and scotch
一枚だけお願いして撮らせてもらいました。

昨日は家でのTVインタビュー収録の日、そして旅へ出る日と、大切なライブの日が重なり気が気でありませんでしたが、無事下北沢までライブを聴きに行って来る事ができました。

仲野麻紀さん(sax)とステファン・ツァピスさん(p)のツアー最終日。この日はドラムスに池長一美さんが加わり、彼らの音楽がどんな風に変化していくのか、そういう意味で聞き逃せないライブだったのです。

今回の<四つの手とひとつの口のための音楽 ステファン・ツァビスと仲野麻紀の即興性×民族性>ツアーの音楽は、先日の根津教会(11月2日)のライブで聴かせていただいていてそれがとても素晴らしかった。アルバムを聴いただけでは分らない音楽の本質の部分がライブではより深くわかるようになってきて、そしてまた次のステージを期待してしまう。観客はホントにどん欲です(笑)
曲がり角の先には一体何があるのだろうか、という好奇心でいても立ってもいられなくなるあの感じですね。

昨日のツアー最終日、5拍子の難曲「・・・Igor」(Stephene Tsapis)を初めて合わせる池長一美さんが即興で加わったのですが、それが素晴らしかった。ヤン・ピタール(oud)はもう何度も彼らの「Igor」と共演をしていて、その曲がヤンの奏でるウードのソロで始まり素晴らしく変化していく様を見ていました。それにドラムスが加わるとどういうことになるのか。「曲がり角の先を覗いてみたい」とひたすら思いつつ出かけてきました。
私は批評家のような的確な言葉で言い表せるべくもないですが、「Igor」という曲にはとても魅力を感じます。変化を楽しむことのできるスタンダードにもなるような名曲だと思います。ステファンは2012年度デューク・エリントン・コンテスト作曲部門で優勝したそうですので、また新しいステージへと上がっていくのでしょう。とても楽しみです。
地方のお寺や教会でのライブなど地道な活動を通して音楽を日本に紹介されている仲野麻紀さんもとても魅力的です。毎日の移動につぐ移動と長いツアーお疲れさまでした。
麻紀さんの音楽がJAZZの心地よいツボへとベクトルを延ばしていくことを願って止まない私です。

雨の中、日曜日、TV(彼らは1時間のインタビュー取材のためだけに遠く大阪から家にやって来ていました)の方たちの仕事と重なってしまいましたが、一期一会のライブを聴けて、本当によかった。冷たい雨の降る下北沢の久しぶりの喧噪もとても心地よくて。290円の釜揚げうどんも最高。