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2012/06/23

廻り階段になっているガラスルーム
緑を見ながら降りて来る。贅沢な空間
昨日は仕事に同行して三鷹の森ジブリ美術館へ行って来ました。
入場チケットは予約制なのだそうです。昨日は朝は大雨でしたが、それでも予約制ということでたくさんの入場者で賑わっていました。中央線JR吉祥寺駅からでも、三鷹駅からでも、徒歩15分くらいの距離にありますが、緑も多く、美術館までの道は散歩にも心地よい道です。
ラピュタのロボット兵に生える雑草に一同「おおーっ」
井の頭公園のはずれにある美術館の建物は、森に囲まれた美術館という雰囲気。
雨に濡れた木々の間、屋上に佇むラピュタに出て来るロボット兵に一同「おおおーっ」と!


昨日は「ラング童話集」などの挿絵企画展「挿絵が僕らにくれたもの」展にちなんでの訪問でした。他にもいろいろ見せていただくことができました。お忙しい中を案内してくださりありがとうございました。


企画展の展示パネルに添えられた、挿絵に対して語られた宮崎駿さんの言葉がありました。


「遠くで降る雨を固まりとしてとらえて一色の面で描いていたり、雲の厚みを2色の面で描き分けているところが参考になった絵です。雨を固まりごとに動かすことで、雨の降っているところが移動していることを簡単に、それらしく表現できるからです」宮崎駿


「通俗文化はリレーのようなものだ。リレーのバトンがなければ描けなかったでしょう」とおっしゃる宮崎監督。監督のたくさんの言葉が散りばめられている今回の企画展です。2013年5月頃まで開催。


美術館は、2階にある創作の部屋が何と言っても楽しかった。部屋の入り口には井村隆さんのカラクリンが展示してありました。おじいさんの部屋という設定で展示された空間には模型飛行機、アルコールランプ、本、船のカンテラ、工具、山歩きの靴、きれいな色をしたガラス瓶など、いかにも宮崎駿さん好みのもので埋め尽くされていましたが、同行したB先生は「釣り竿がないぞ」と。なるほど、さすが釣りキチ先生のお言葉。
こういうアプローチも
実際にスタジオジブリで使われ削りつくされた鉛筆がまるで宝石のようにガラス瓶に入れられて展示してあったのも印象的。図書室の本は閲覧自由で購入もできますが、どれも魅力的な本ばかりでした。


地下1階にある映像展示室には、映写機やアニメーション機械に混じって、真空管アンプが置いてありました。アルテックのアンプは実際にアメリカの映画館で使われていたものだそうです。




その後、久しぶりの国立NO TRUNKSへ。池長一美さんの参加するカルテット。これはNO TRUNKSでしか聴けないグループだという。
渋すぎる。
いい雰囲気だったなあ。