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2012/03/27

2月にデンマークで発売されたばかりのJAZZ KAMIKAZEの新譜 "THE RETURN OF JAZZ KAMIKAZE" 
届いて早速聴きました。本当にカッコいいです。私は彼らのアルバムの中でこのアルバムが一番好きかも。

今回のアルバムは「復活」がテーマ。
やはり出始めの曲からガンガン来ました(笑)やっぱりロックだった。


システィーナ礼拝堂のミケランジェロ画「アダムの創造」を模した漫画が表紙を飾るジャケット(本音を言えば少し痛い)。本当はもっとカッコいいんだけどなあ。
何と言ってもこのアルバムの中で私が一番好きなのは、以前にもこのブログで紹介したことのあるKARABOUDJAN(カラバウジャン)です。シガー・ロスのサウンドを彷彿とさせるきれいなメロディで、空へと舞い上がっていくようにマリウス・ネセットのソプラノサックスが美しくブロウしてます。ホントに好きだなあ、こういうのって。AGENT COOPERもいいし、ボーナス・トラックとして入っているVOLCANO'08 もなかなか。お薦めです。

JAZZ KAMIKAZEのメンバー、アントン・イーガー(Ds)とマリウス・ネセット(Ts)はPeople Are Machines(昨年12月に「FRACTAL」をリリースした)のメンバーでもある。People Are Machinesも早くまた活動再開してくれないかなあ。でも残念ながら、ペーター・エルド(B)は今デンマーク在住ではないし、肝心のマグナス・ヨルト(P)は今はガーシュインアルバムのトリオのツアーで忙しそう。皆、日本にもツアーでぜひ来たいとは言っているのですが・・。
音楽は成長するにつれどんどん変化していくのが当たり前、そうあって欲しいです。
彼らは本当に素晴らしいので、PHORONESISもDJANGO BATES TRIOも含めて、彼らの関わるすべての音楽全部がこれからも私はとても楽しみなのです。


そしてこのJAZZ KAMIKAZEのリード・ボーカル兼ピアノは、モーテン・シャンツ。
実は彼の初めてのピアノ・トリオ・アルバムが昨年デンマークで発売されたばかりなのです。(このシャンツ・トリオのドラムスは、ピーター・ローゼンダールの「TIDE」でも共演していたヤヌス・テンプルトン)。
ジャケットデザインの美しい「Conveyance」というアルバムです。