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2011/12/13

People Are Machines///FRACTAL インタビュー

JAZZ LIFE誌 1月号にマグナス・ヨルト(P)のインタビュー記事が掲載されています。
早田和音氏によるPeople Are Machinesについてのインタビューです。


早田氏 「変拍子を用いる目的は?」

マグナス・ヨルト 「このバンド(People Are Machinesのこと)の基本的なコンセプトは、変拍子を用いつつも心地よくサウンドする音楽を生み出すこと。そして最終的なゴールは、リスナーが拍子の変化やリズムのストラクチャーを意識せずにリラックスして聴くことのできる音楽を生み出すことだ。(中略)変拍子はインプロヴィゼーションの可能性を大きく広げ、新たな響きを生み出してくれる」
(Jazz Life インタビューより)    写真 大橋翔


作曲のアプローチの違い(トリオの作曲をする場合とこのバンドの作曲をする場合のアプローチの違い)についてマグナスが答えた内容など、とても興味深い内容です。
People Are Machinesの曲の場合は、リズムコンセプトを決めてから書き始めているのだとか。

このインタビュアーである早田氏もマグナスも共にミュージシャンです。
そういう意味でとても面白いインタビューになっています。

彼らは(特にマグナス・ヨルトは)たくさんの表現形態を持ちます。
そういう彼らなので一見柔軟そうに見えるのですが、自分の世界を構築するということにおいてはかなり頑固。

このところ、ボストンを向いたり北欧を向いたりしている私、すこしずつ彼らの音楽の指向性の差というものが解って来ました。北欧の場合、アンサンブルをことのほか大切にしているようにも思えます。もちろんミュージシャンによってもそれは違うのでしょうが。

どちらが好きか、どちらを心地よいと思うか、それはあなたの自由です!