Translate

2011/06/21

音源 @Magnus Japan Tour

ただ今、昨夜エンジニアの五島氏から届いたマグナスのライブツアーの音源を聴いています。
これで今回のツアーすべての音源が揃いました。

届いたばかりの音源を聴く、これは私には至福の作業です。

素晴らしいワンポイントライブ録音の音が録れました。
特に新宿ピットインとモーションブルー録音は(マイクの位置バランスともに)素晴らしいような気がします。
はっきり言って、これを一枚のライブ録音アルバムとして届けるという選択をしなければならないというのは大変に難しいです。
また昨年同様、愚かな私は悩み続けてあっという間に一年が経ってしまっていた!ということになるのでしょうか。
一期一会のライブとして心の中に留めるべきなのか、それとも作品として世に出すべきなのか。
ライブ録音盤をリリースされる方は皆、悩むところなのでしょう。
あるライブハウス会場で、あるお客様から「ぜひライブ録音盤として出してください」と嬉しい言葉をいただきました。これもしっかり心に入れておきたいと思います。

同時進行で、今、Cloudがコペンハーゲンで4月に録音して来たマスタリングも進めています。
エンジニアはBjarne Hansen。こちらも素晴らしい音を作る名手です。
多分今日中に、この音源も日本の工場に届けられる予定です。
この内容ももうすぐこのブログでアップします。



ミュージシャンの些細な間違いも拍手のタイミングも客席のざわめきもすべて「ライブという舞台に捧げられた供物だ」とB先生は言いました。
なるほど〜。
ですが、これが永久に残るとなると・・・果たしていいのかわるいのか。
(ワンポイント録音は全くウソのつけない録音なのです。自分の演奏が気に入らなかった場合はミュージシャンはあまりいい気持ちがしないのです

そして。そういったあらゆることに配慮しつつも。
やはり、どれも捨てたくないという、愚かしくてわがままな自分の気持ちとの戦いが、またずっと続いていくのですな。

ワンポイント録音によるライブ録音盤作成は、少しわかりにくい表現ですが、作り手に明確な意思がないと本当に難しいと思います。