コペンハーゲンにて
録音無事終了。
今日にはミキシングを終えた音源が手に入るはずです。
それをただひたすら飛行機の中で聴きながら、今回も私は日本に帰るのです。
今はまだ詳しいことは書けませんが、一番大変な契約も何とか終わりました。
録音の後はさっそくデンマーク産のジャズCDを物色。
他にもヨーロッパ各地でリリースされているデザインの面白いものをいつも探すのですが、今回一番先に目に入ったものが、ヤコブ・カールソン(p)The Big Picture
今回のジャケットはものすごくおしゃれです。
その他に、マイルスデイビスのKind Of Blueの記念盤。
これはたまたま商談中に偶然に私の目の前に現れたもの(変な言い方ですね)
おおおーっと眼を見開いてしまいました。
(私はマイルスはほとんど集めたことのない、石を投げられそうなジャズファンなので・・・この記念盤の存在を知りませんでした)これをデンマークで知ることになるとは。
このKind of Blue 50th Anniversary Collector's Edition。
深海のブルー、憂いを帯びたブルー、ダークな夜を表すブルー、様々なブルーをシックにアレンジしたデザインのKind of Blue!素晴らしいです。
デザイナーは大人の私たちの年代にぐっとアピールするものをつかんだ、なかなかツボを心得た人ですね。
日本では1万円位するのでしょうか。ここデンマークでは決して高い値段ではなく、普通のアルバムの3倍程の値段で売られています。
S氏のプライベートオフィスには、驚く程たくさんの面白いデザインのアルバムがありました。コレクターズアイテム、ファン垂涎のものばかりだと思います。
多分、日本人収集家にも必ずこの品々を持っている人たちはいるだろうと言っていました。
私の知らないジャズアルバム収集家(オタクさま)の深い深い世界があるのですね。
ジャズのコレクションアイテムはどこかおしゃれなのがまたいい。
「こんなにお金をかけられていいなあ」
また今日も嘆く私とデザイナーなのでした。