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2011/12/30

今年も一年Cloudを応援していただきましてありがとうございました。

今年は、おかげさまで3枚のアルバムを出すことができました。
マグナスの来日ライブもあったので、そういうことを抱えつつ、いろいろなことが少し急ぎ足になったのではないかと反省しています。
もちろん。『Gershwin.』『crescent』『FRACTAL』一枚一枚を力を込めて出しました。

3月の震災後の絶望的な消費の落ち込み、来日アーティストのキャンセル等、招聘の大変さを今回の震災では身を以て感じました。そんな中、6月マグナスのライブにはたくさんの方が来てくださり、本当に感謝にたえません。



今までのアルバムを勢揃いさせ背表紙を並べてみました。目指すはシンプルで最高のアルバムです。日本で作るからにはやはりどこにもないデザインを目指します。来年はどんなデザインのアルバムが出来上がるのでしょうか。
来年もいいアルバムをマイペースで作成していきます。


今、八重山諸島の小さな島に来ています。
お正月を遠い場所で迎えるのは何年ぶりのことなのでしょう。異文化の地でのお正月、私にはこれはとても贅沢なお正月です。
南の島だというのに風がとても冷たく、横殴りの雨が降ったりして、この天気は全く予想外。
ここは御嶽(うたき)の島。この小さな島にはJAZZの気配は全くありません。
ここでは何と言っても島唄と三線です。そしてウィスキーでもジンでもない泡盛の国です。

皆様もどうぞよいお年をお迎えください。
来年はいい年になりますように。

2011/12/19


水銀柱は下がり

僕はベッドから起き上がる

気を取り直し頭を上げなければ

彼女は去ってしまったようだ

どうやら僕はここから立ち去れないでいて

風の中の冬の猟犬たちの吠え聲をずっと聞いている

一日中歩き続ける

コートの襟を立て連れ合いを探す

涙を乾かさなくては

彼女は去ってしまったようだ

あまりにも早く僕を置いて

僕は

12月のように暗く

月の男のように冷たい


Sting ”The Hounds Of Winter” 

対訳 Cloud 



2009年に行われた、スティングの出身地イギリスのニューキャッスル近くのダラム大聖堂でのライブ。

ダラム大聖堂で初めて行われた宗教行事以外のコンサートだそうです。

スティングが大好きな冬に捧げた、幻想的なアルバム『ウィンターズ・ナイト』を記念しての一夜限りのライブで、雰囲気も演奏も観客も驚く程静かです。

STING /If On A Winter's Night ( ドイツ・グラモフォン2009年10月22日発売)

中でもこのライブの「The Hounds Of Winter」は最高。

録音も素晴らしい。

一番の問題である大聖堂の残響音をこれほどうまく処理できるなんて。

各楽器にDPA4099単一指向性マイクを使ったそうですが、YouTubeで見ることができます。

http://www.youtube.com/watch?v=_nHKPt4DJEw


「The Hounds Of Winter」Live from Durham Cathedral 2009


ただ今発売中のPeople Are Machinesの新譜の次は、デンマークの女性ボーカルのアルバムを出すことになりました。初めてのボーカル盤を作成中です。

試行錯誤の毎日ですが、最高のボーカル盤にします!


ボーカルの映像は多々あれど、スティングのライブ映像、中でもこの静かなライブ映像は素晴らしく何度見ても見飽きません。街のクリスマスソングより何より今の私に必要な音楽です。


慌ただしい12月ですが。

どうぞ素敵な冬をお迎えください。


2011/12/16

People Are Machines " FRACTAL " 発売中!!!


ILLUSTRATION-寺田克也- 初回限定デジパック
People Are Machines /// FRACTAL  

タワーレコード 新宿店
タワーレコード 渋谷店
タワーレコード 秋葉原店
タワーレコード 横浜モアーズ店
タワーレコード 名古屋近鉄パッセ店
タワーレコード 梅田大阪マルビル店
タワーレコード 難波店
タワーレコード 福岡店
山野楽器銀座本店3F
ディスクピア 日本橋店
ムトウ楽器店 本店
他有名jazzCD取扱店にて
IN STORE NOW !!!




2011/12/13

People Are Machines///FRACTAL インタビュー

JAZZ LIFE誌 1月号にマグナス・ヨルト(P)のインタビュー記事が掲載されています。
早田和音氏によるPeople Are Machinesについてのインタビューです。


早田氏 「変拍子を用いる目的は?」

マグナス・ヨルト 「このバンド(People Are Machinesのこと)の基本的なコンセプトは、変拍子を用いつつも心地よくサウンドする音楽を生み出すこと。そして最終的なゴールは、リスナーが拍子の変化やリズムのストラクチャーを意識せずにリラックスして聴くことのできる音楽を生み出すことだ。(中略)変拍子はインプロヴィゼーションの可能性を大きく広げ、新たな響きを生み出してくれる」
(Jazz Life インタビューより)    写真 大橋翔


作曲のアプローチの違い(トリオの作曲をする場合とこのバンドの作曲をする場合のアプローチの違い)についてマグナスが答えた内容など、とても興味深い内容です。
People Are Machinesの曲の場合は、リズムコンセプトを決めてから書き始めているのだとか。

このインタビュアーである早田氏もマグナスも共にミュージシャンです。
そういう意味でとても面白いインタビューになっています。

彼らは(特にマグナス・ヨルトは)たくさんの表現形態を持ちます。
そういう彼らなので一見柔軟そうに見えるのですが、自分の世界を構築するということにおいてはかなり頑固。

このところ、ボストンを向いたり北欧を向いたりしている私、すこしずつ彼らの音楽の指向性の差というものが解って来ました。北欧の場合、アンサンブルをことのほか大切にしているようにも思えます。もちろんミュージシャンによってもそれは違うのでしょうが。

どちらが好きか、どちらを心地よいと思うか、それはあなたの自由です!

2011/12/12

4月にCloudからリリースしたマグナス・ヨルト『ガーシュイン』
Magnus Hjorth『Gershwin. with Strings 』デンマークでSTUNTからリリースされました!

デザインは日本盤と同じ。デザイナーは菅渉宇。

黒箔を使ったのは日本のみのジャケット。
同じデザインですが、黒のGershwinの文字が浮き上がってくるCloud盤。シンプルでとても奇麗ですよ。



2011/12/10

今夜は皆既月食。

赤銅色の月が見えるのは夜の11時くらいだとか。
今、少し欠け始めているのがここからも見えます。

今夜、コペンハーゲンでは
マグナス・ヨルトとマッズ・ビンディングがギグをやるのだそうです。
いいですね、聴いてみたいです。

2011/12/09


ILLUSTRATION-寺田克也- 初回限定デジパック
People Are Machines /// FRACTAL  

タワーレコード 新宿店
タワーレコード 渋谷店
タワーレコード 秋葉原店
タワーレコード 横浜モアーズ店
タワーレコード 名古屋近鉄パッセ店
タワーレコード 梅田大阪マルビル店
タワーレコード 難波店
タワーレコード 福岡店
山野楽器銀座本店3F
ディスクピア 日本橋店
ムトウ楽器店 本店
他有名jazzCD取扱店にて
IN STORE NOW !!!

2011/12/08

People Are Machines FRACTAL

発売されました!
ご予約されてご購入いただいた方、それに店頭でもたくさんの方にお買い上げいただきありがとうございました。


今回のフラクタルのリリースは「パッケージ販売と同時にデジタル配信」というCloudとしては初めての方法で発売しています。
FRACTALは若い人にもぜひ聴いていただきたいと思ったからですが・・
ジャズを大学で教えている池長一美氏によると、ジャズ好きでも若い人は今はほとんどダウンロードやYouTubeで聴いているのだとか。そうなんですねー。そんな恐ろしい実体があったのですねー。
マリウス・ネセットは26歳、マグナス・ヨルトは28歳という若さ。という訳で、同時配信の理由はただ彼らの同世代の方へ聴いていただきたい!と。


Cloudはパッケージを大切に販売していくことから始めたレーベルです。
キャットフィッシュレコードの深堀さんが、「ダウンロード」と「パッケージを買う」ということは意味が違いますとおっしゃっていました。
私もそう思います!
パッケージは、(ほとんどの人にはどうでもいいことかもしれないです)デザインされた、これは小さなひとつの宇宙です。
本とも違う、この小さな宇宙はなかなか素敵です。
パッケージから取り出して、それを指に載せ、自分だけの再生機へという行為。
CDのこの小さなパッケージに私はぞっこんなのです。そういう訳ですべてのパッケージには全力を込めて作成しています。
このパチンとプチンのとるに足らない行為ですが、このささいな色気に私はとろけています。


もしよければ感想をお寄せいただけると幸いです。
一人で「よしっやろう」と決めてすぐに彼らにメールを出し、日本でのみリリースしてしまいましたので、彼らに感想を少しでも伝えることができればと思うのです。


2011/12/07

               illustration 寺田克也-初回限定デジパック

12. 07 wed 本日発売!!
People Are Machines /// FRACTAL

Marius Neset - sax
Magnus Hjorth - piano
Petter Eldh - bass
Anton Eger - drums


8-bit Morment (Petter Eldh)
21/8-27/8 (Magnus Hjorth)
Seeding (Anton Eger)
The Rapport (Marius Neset)
Far Away (Marius Neset)
Zoodiakk (Petter Eldh)
Catch This Cat (Magnus Hjorth)
Aud Lhoc (Anton Eger)


試聴はこちらで

- DDCJ-4005 Cloud -
税込価格 ¥2625

2008年12月コペンハーゲン録音/2011年4月小鐵徹(JVC)マスタリング
全曲オリジナル
4人それぞれが2曲という構成で4様の色を表現
アシモフの小説にインスパイアされたという
People Are Machinesという名を持った強烈な個性4人
北欧独特の美しいメロディと波打つリズムの嵐
FRACTAL 世界初で
日本から

Cover Illustration - Katsuya Terada

2011/12/01

小鐵さんのマスタリング

今回リリースする『FRACTAL』はJVCマスタリングセンターの小鐵徹氏にマスタリングをお願いしました。
もとの音源はデンマークのスタジオでPeople Are Machinesが録音した音源。素晴らしいのに!(だれも手を付けていない!)そのままになっていた貴重な音源でした。

今までは私はマスタリングはデンマークのBjarneにすべて任せていましたが,今回初めての国内マスタリング。
私には国内でのマスタリングは未知の世界。それで、いつもお世話になっているバウンディのT氏に「どなたかご存知ないですか」とお聞きして紹介していただいたのが、小鐵さんでした。



当日は、終電にやっと間に合うかどうかという時刻まで長い時間をかけてのマスタリング作業でした。帰り着いたのは夜中の1時。それも結局(私がいけないのですが)一度では終わらず2回目を行うことに・・・。言い訳にしかなりませんが何時間も聴いていると最後には耳がおかしくなってしまうのです。

右の写真は、小鐵さんの「マイ・カッティングマシーン」

このマシーンは、マスタリングセンターの移転時、「カッティングマシーンはもう無用の時代だ」と会社に切り捨てられそうになったところを必死に守られたのだそうです。

小鐵さんの側にぴったりと寄り添うように置かれたカッティングマシーンに、私はつい「良かったね」とつぶやいていました。

小鐵さんの話、いい話でした。


丁寧に丁寧に仕事をされた小鐵徹氏。
北欧の若いミュージシャンの音源は小鐵氏の手を経て素晴らしい音になりました。どうぞお楽しみに。